No. 57

小屋を出発してトレースがない道を進みます。それほど深いわけではありませんが、膝まで雪があればそれなりに体力が奪われます。先頭を交代しながらラッセルです。先頭になったら前は誰もいませんから進みながら撮影していきます。強風が吹き、樹木に積もった雪が舞うさまを写真に収めます。
ラッセルしていると首から下げたミラーレスは結構邪魔になりますからザックの中です。代わりに胸ポケットにしまってあるコンデジの出番が増えます。スマホでも撮影したいところですが、手袋をしているとシャッターが押しにくいので冬山の際はコンデジが1台あると便利です。
硫黄岳の爆裂火口の壁が見えます。冬は夏よりより荒々しく見えます。夏沢峠まではもう少しとラックセルの終わりも見えてきました。峠で休憩してオーレン小屋経由で夏沢鉱泉までたどり着けば温かい飲み物や食べ物もあります。今回の山行の終わりも見えてきましたが、気を抜かず桜平まで進みます。途中でアイゼンを外すと思いますが、そこで転んで怪我はしたくないですからね。