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だいぶガスが濃くなってきました。笹原が続く秋の稜線を歩いていますが、風が吹いてきて想像以上に体が冷えてきます。もう少し天気が良いと思ってはるばる足を運びましたが、この山行は終始天候に恵まれずという所でした。そういう時もあるさ。

ここは四国の剣山山系です。この日は剣山の頂上から次郎岌を越えて三嶺のヒュッテ迄進む行程です。次郎岌から少し進んだ丸石の付近だったように記憶しています。朝一からあまり天候が良くなく、少し晴れた時間があったものの、ほぼほぼどんより曇り空でガスにまかれた一日でした。気温も低く、行動に制約が出ました。

なかなか訪れることができない場所ですから再訪は難しいと思います。そういう場所が増えていき、提出できない宿題も増えていきます。山は逃げないといいますが、時間的な制約だったり体力の問題だったりで訪れることが難しくなっていくのも事実です。みんな同じだと思いますが、仕事を持っているともどかしい気持ちになります。ただ、仕事を持っているから楽しむことができているのもまた事実だと思います。