No. 63

富士山に向かって稜線を歩いていくかのようです。花崗岩の岩が崩れたのか地面は白い砂地となっており、空は雲がありますが青くコントラストが美しい状況です。緑色のハイマツも色を添えているようです。夏山は青・白・緑の3色の組み合わせが標準と考えているところもあり、この景色は夏によくある色の組み合わせだと思っています。
ここは南アルプスの鳳凰三山です。おそらく観音岳を越えて薬師岳に向かう最中です。観音岳の手前から薬師岳へ向かう間の区間は稜線歩きとなるためこのような景色が続き、晴れていれば富士山が正面に見えます。鳳凰三山は地蔵岳・観音岳・薬師岳の順番で南下する方向で歩くことがおすすめです。
あまり多くを歩いたことはありませんが、南アルプスはアクセスが大変なものの、1泊2日の短期でも歩くことができる山はたくさんあります。鳳凰三山も標準では1泊2日のコースが多いと思います。特に南アルプスの北部はこの傾向が大きく、今後も少しずつ歩いていきたいところです。