No. 71

夕方に西穂丸山に向かい撮影を行います。この時は小屋に向かう二人組が見えましたのでそちらを手前に配置してみました。空もあまり焼けませんでしたので、かなり落ち着いた冬山の夕暮れという印象です。
丸山のあたりは撮影にぴったりで、さらに先に進んでしまうと前方の独標方面も、後方の乗鞍方面も撮影が難しくなってしまいます。なので、撮影が主体であれば丸山まで進めば十分ということになります。丸山までであれば難しいところはありませんから、12本アイゼンを装備しての初歩的なアイゼンワークができれば問題ありません。
冬山も歩いていると暑いぐらいですが、撮影で立ち止まっていると冷えてきます。防寒が不十分な場合は手足の先から冷えてきますが、そういう時は血液が冷えて体の防寒がそもそも不十分ということになります。なので、手足を重点的に対策するのではなく、下着を含めたレイヤリングの見直しが必要になります。冬山はちょっとお金がかかりますが、無理せず撮影したいところです。