No. 68

atwight

強度の濃霧が立ち込めた朝でした。前日の夜は天の川撮影をしていましたが、早々に霧が立ち込めたため途中で撮影を切り上げました。朝になってもその霧は引かず、その中を歩くことになりました。先行する同行者との距離はそれほど近いわけではありませんが、離れるとあっという間に霧と同化していきます。同行者は初めて訪れる尾瀬のため、はぐれないように気を使います。

まだ日が昇る前ですから色温度も低い世界が広がり、青が強い光景が広がります。霧も真っ白ではなく、青白くなります。ワタスゲが咲く池塘も草の緑の色は褪せて青が強くなります。こういう機会はそれほど多くはありませんから、逆にチャンスと考えて撮影しながら進みます。それに、日が昇ってしまえば霧は消えてしまうでしょう。わずかな時間のみの光景です。

尾瀬はいつ訪れても期待を裏切りません。残雪の時期も、初夏も、真夏も、秋も何かしらの想定外の景色を見せてくれます。だからというわけではありませんが、何回も訪れてしまうのだと思います。次は秋が終わり、冬が始まる頃にも訪れてみたいと思います。ニッコウキスゲの時期もいいですね。まだまだ何回も訪れることになりそうです。

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