No. 30

春先は芽吹きもまだで茶色い景色ばかりが広がる奥多摩の山中ですが、ミツバツツジはすでに咲いていました。他にも多数の株が咲いていますが、近寄れそうなものと撮影が出来そうなものの組み合わせこの株だけです。
まだ朝が早いため、光が一方向からしか回りません。周囲もクリアというわけではなく、覆いかぶさるように他の木が生えています。それでも、紫色の花を写真に残すようにアングルを工夫します。
手前の幹が一本邪魔だなと思いますが、それもまた山に自生している樹なのでそのままにしておきます。逆光でも撮影しましたが、やはり花の色が陰らない順光が良いですね。登山者とはあまりすれ違わずに下山した石尾根ですが、このツツジとはすれ違うことができて良かったと思います。